前回、気軽に持ち運べる10インチ程度の軽量モバイルノートパソコンを紹介しました。
>> 【2018年10月】10~11インチのおすすめな軽量モバイルノートパソコン
一番の王道は「Microsoft Surface Go」なのですが、本体が70,000円(税込)、キーボードカバーが13,000円(税込)なので、合計で83,000円(税込)になってしまいます。ちょっと気軽に買えるような値段ではないですよね。。。
さらにWordやExcelなどのOffice 365が、1名あたり最大5台まで使えるようになったことにより、すでにOffice 365を利用しているユーザーにとっては、プレインストールのOfficeも必要ありません。ということで、今回、40,000円(税込)で買える「ASUS TransBook mini H103HAF-GR063T」を購入しました!
スペックは「Microsoft Surface Go」よりは若干劣りますが、半額で購入できるのは魅力的です。しかも、キーボードカバーはもちろん、タッチペンも付属してこの価格になります!重量も870gと軽量なので、気軽に持ち運ぶことができますね。
目次
「ASUS TransBook mini H103HAF」のスペック
今回レビューする「ASUS TransBook mini H103HAF」は、ボディ素材にマグネシウム アルミニウム合金が使われており、本体のみの重量は約620g、キーボードカバーが250gで、合計で870gの軽量化を実現しています。
OSはWindows 10 Home 64bit、ディスプレイは10.1インチ(1200 × 800) タッチパネル、CPUにはモバイル用の省エネに特化した、インテル Atom x5-Z8350が搭載されており、メモリは4GB、ストレージは64GB eMMCを搭載しています。また、Officeの簡易版であるOffice Mobileがインストールされています。
スペックとしては決して高くはないのですが、私は、ほぼ同スペックでメモリが2GBの古いモデルを使っていました。Photoshopなども普通に使えて、むしろ下手なHDDのノートパソコンよりもサクサクと動き、快適でした(^^)
>> 34,800円で買えるLTE対応2 in 1ノートパソコンのレビュー
ストレージは64GBで、初期の段階で空き容量は34.9GBとなっています。
今後のWindowsアップデートのことなども考慮すると、microSDカードなどを購入して、保存するデータなどは、なるべくmicroSDカードに保存するようにした方が良さそうですね。
今ならAmazonなどで、32GBのmicroSDカードであれば、1,000円前後で購入できます。(2018年10月現在)
>> Transcend microSD カード 32GB UHS-I Class10 (Amazon 公式サイト)
化粧箱には「ASUS Transformer Mini」?
ASUSの公式サイトでは、49,799円(税込)で販売されているのですが、Amazonで39,800円(税込)で販売されていたので、そちらで購入しました(^^)
>> ASUS TransBook mini H103HAF(Amazon 公式サイト)
でも、届いた化粧箱をよく見ると「ASUS Transformer Mini」と書かれていますね(^^; ASUS TransBook Mini 103は「T103HAF-8350」と「H103HAF-GR055T(063T)」の2種類があります。簡単に言うと、スペックは同じでキーボードが「T103HAF-8350」は日本語キーボード、「H103HAF-GR055T(063T)」は英語キーボードになります。
また、本体とキーボードカバーのカラーも「T103HAF-8350」はグレーのみ、「H103HAF-GR055T(063T)」はグレーとゴールドの2種類が用意されています。
今までグレーを使っていたということもあり、今回はゴールドが良かったので「H103HAF-GR055T(063T)」を購入しました。価格も安いですしね(^^) 英語キーボードは、配列に少々違い(特に記号)がありますが、慣れれば問題ないかと。。。
つまり、「H103HAF-GR055T(063T)」は、海外版の「ASUS Transformer mini H103HAF」ということなのですね。とはいえ、セットアップも最初から日本語でしたし、技適マークもしっかりと貼られており、しっかりと日本の環境に合わせてあるようなので安心です。
「ASUS TransBook mini H103HAF」の同梱物
「ASUS TransBook mini H103HAF」の同梱物はこちらのようになっています。
・パソコン本体
・キーボードカバー
・タッチペン(ASUS Pen)
・microUSBケーブル
・電源アダプタ
・ユーザーマニュアル・保証書など
Surface Goでは別売りのキーボードカバーやタッチペンがセットになっていて、39,800円で購入できるのは嬉しい限りです。
また、今までASUSのノートパソコンを使っていたのですが、今回ユーザーマニュアルを開いたら新しい発見がありました!タッチパッドで色々な操作が出来るのですね(^^; これを覚えると、マウスがなくても快適に操作できるので、とても便利ですね。こちらについては後日書きますが、例えば、こんな操作ができます。
・タッチパッドを2本指で上下にスライドで「ウィンドウのスクロール」
・タッチパッドを2本指でタップすると「右クリック」
・タッチパッドを3本指で下から上にスライドすると「タスクビュー(開いているアプリの一覧)」
(2018年10月30日 追記)
>> 無効にするなんて勿体ない!Windows 10のタッチパッド ジェスチャが便利
本体の外観
今回は「ASUS TransBook mini H103HAF」のゴールドを購入しました。
ゴールドといっても、そんなに金ではなく、明るいシルバーで、ほんのりゴールドになっている感じです。それに合わせてキーボードカバーの色も、キーボード側はホワイト、カバー側はアイボリーになっています。
本体の右側面には、ボリュームボタン、microHDMIポートがあります。
本体の左側面には、イヤホンジャック、USB 3.0ポート、microUSBポートがあります。
電源ボタンは、本体の上部側面についています。電源ボタンの横には充電ランプがついており、充電時はオレンジ色、充電が完了すると白色に点灯します。
microSDカードスロットは、キックスタンドを開いたところにあります。
無段階で調整できるキックスタンド
そして、パソコンを使うときには、こちらの無段階で調節できるキックスタンドを広げることにより、最大170度まで寝かせて使用することもできます。Surface Goにそっくりですね(^^)
ただ実際には、最大の170度近くまで寝かせると、パソコンにマグネットでくっついているキーボードが、パソコンから離れてしまい使いづらくなってしまうので、そのように使うことはないかと思います。これくらいがギリギリですかね。。。
キーボードカバーは、このようにマグネットにより本体にくっついています。
キーボードカバーはバックライトは搭載していません。
また、キーボードカバーを閉じれば、パソコンはスリープ状態になるようになっています。ただ、閉じた状態でカバーと本体がくっついているわけではないので、逆さまにするとキーボードカバーは開いてしまうのが少し残念!可能であれば、マグネットなどで本体とカバーがくっついて、閉じた状態を維持できるようにして欲しいところです。。。
今後のベゼルレスに期待
このようにディスプレイはベゼルレスとは程遠い仕上がりになっています。こちらは、以前のモデルから変わっていないのですが、今後、ディスプレイがベゼルレスになって、さらに本体のサイズがコンパクトになることに期待しています。
本体をキックスタンドで立てた状態の、背面からの写真になります。ASUSのロゴが目立っていますね(^^;
少し斜めの角度にすると、このようになっています。
こちらは1,024段階の筆圧検知に対応している、付属のタッチペン「ASUS Pen」になります。キーボードカバーの横にペンを引っかけられるようになっています。こちらのタッチペンは、単6の電池で動作します。
ベンチマークスコアやオンラインゲーム
続いてベンチマークになります。
「ASUS TransBook mini H103HAF」は、オンラインゲームをするようなスペックではないので、あまりスコアを計測する意味はないのですが、他のパソコンとの比較として参考までに。
まずはPCMark 7のベンチマークスコアになります。
スコア2322はでした。
思っていたよりも良くてびっくりしました。だいたい、インテルの「Celeron N3150」やAMDの「A9-9420e (Radeon R5)」と同じくらいのスコアになっています。
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「ASUS TransBook mini H103HAF」も、ゲーム向けではないことは承知の上で、参考としてファイナルファンタジー XIVのベンチマークを計測してみました。結果は1280×720の高品質(ノートPC)の場合613(動作困難)で、「AMD A9-9420e」の651より少し下回ってしまいました。
続いてドラゴンクエストXのベンチマークです。
こちらも標準品質しか計測しなかったのですが、ベンチマークスコアは2755(やや重い)でした。「AMD A9-9420e」のスコアは3098だったので、やはり下回っています。
PCMark 7でもスコアが下回っていたので、「ASUS TransBook mini H103HAF」に搭載されている「Atom x5-Z8350」の性能は、「AMD A9-9420e (Radeon R5)」よりは全体的に劣るようです。
最後にCrystalDiskMark6による、ストレージの読み書きのベンチマークになります。
「ASUS TransBook mini H103HAF」は64GB eMMCストレージなので、HDDよりは早くSSDよりは遅いといった具合です。
まとめ
私は「ASUS TransBook mini H103HAF」を、外出先で記事を書いたり、Photoshopで写真の編集をしたり、FTPでファイルをアップしたり、というような用途で使っています。記事を書くだけなら、AndroidタブレットやiPadでも良いのですが、Officeを使ったりFTPでファイルをアップしたり、普通のWindowsのように使いたかったので、こちらのノートパソコンにしました。
複数のアプリを同時に立ち上げたり、Google Chromeなどのタブをたくさん立ち上げなければ、特にもっさりとすることもなく、快適に使えています。軽くてコンパクトで気軽に持ち運べるので、こういった用途にはかなりおすすめの2 in 1ノートパソコンなのではないでしょうか。
・ASUS TransBook mini T103(ASUS 公式サイト)
https://www.asus.com/jp/2-in-1-PCs/ASUS-TransBook-Mini-T103HAF/
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